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化学物質過敏症患者の思いや考えを書き留めます。
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私のとっても少ない体験ではあるけれど、数年前に「自閉症」の診断を受けられた方の講演を聞くことが出来ました。

それまでの私の知識はお粗末で、「自閉症」という名前から、自分にとじ込もって他の人との関係を持ちたくない、他の人と関わるのが苦痛に思われる方、というような感じでとらえていました。

しかし、ご本人が支障がある中で話してくださったことにより、個人差はもちろんあると思いますが、本人のペースがあり・・・回りを嫌って避けているのではなく、回りの理解が足りない為に、上手く意思の疎通が出来なかったり、回りが求める行動が出来ないように、私は感じました。

自閉症と言われる方を中心に事を運ぶのか?一般に健康と言われる人々のペースで事を運ぶのか?で、ずいぶん違ってくるように思います。

◇◇◇

また、「認知症」と診断された方の投稿をずっと以前から読ませていただき、先日ご本人が書かれた本を読ませていただいたという、ほんとに細やかな体験ではありますが、私は大きく考え方が変わりました。

認知症の方のテレビ映像などを見ても、それは違うのではないか?もっと人として大切に尊重して接するべきではないか!と・・・私は思うようになってきました。

自分の意思を整然と論じる事が難しい弱者に、口も達者な強者の持論で事を運んで良いものか!?

◇◇◇

自閉症や認知症について、私は外からしか見てきませんでした。
私が、関われたのは1人ずつの、ごく限られたわずかな接点ですけど、ご本人の生の声に接することにより、ごく一部でしょうけど、内からも見せてもらえたように感じています。

私は、内からも見せてもらえたお陰で、私自身の症状と重なる部分が、とても多いことを知りました。

私の場合、症状は重くなったり軽くなったりを繰り返しています。
重い時はパニックになり、具合が悪くて思うようにならない事を伝えられず、不本意ながらトラブルも起こし迷惑もかけてしまっています。

様々なトラブルも小さいうちに解消出来ると良いのですが、ボタンをかけ違えて大きな大きなトラブルとならないように・・・

患者は、可能な限り自分の状況や意思を伝える努力をし、介護者や回りの人は、患者の声に誠心誠意耳を傾けるべきではないかと思うこの頃です。

しかし、「私、認知症の症状があるんですよ!」と伝えると、多くの方は「そんな事ない!」と否定をされます。
時間が?言葉が?文字が?・・・物忘れのレベルも違うことを、丁寧に説明しても、なかなか親身になって聞いてもらえません。

ただ、お付き合いが長く、一緒に過ごす時間が長い方は、同じ失敗を繰り返す私と付き合い、やっと実感してくれます。

なかなか、説明は難しいです。
上手く働いてくれない頭は空回り気味です。
それでも、化学物質過敏症(CS)であり、自閉症的、認知症的症状を持つ私は、これからも自分の体験を発信し続けようと思います。
外から内から、いろんな角度から、見て考えていきたいと思います。
私なりのペースで♪

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